逗子ロータリークラブ 会長 徳永 淳二  様

逗子ロータリークラブの活動は、子供たちの力を引き出すことを目標に、一歩一歩、進めていきます~徳永 淳二 さんを迎えて

徳永 淳二
逗子ロータリークラブ 会長
医療法人メディスタイル 理事長

ロータリークラブは、もともとアメリカのシカゴで118年前に誕生した社会に奉仕するための団体です。100年以上続く中で、様々な戦争などの困難を乗り越えて拡大し、現在は、世界中に122万人の会員がいます。平和の推進、病気の予防、水と衛生、母子の健康、教育の支援、地域経済の発展、環境保護などを行っている世界的な団体です。最近の具体的な例を一つ挙げますと、ウクライナにおいても、世界中のロータリークラブの協力を集めて、現地で生活や医療に困窮する人々のサポートをしたり、戦争で親を失った子供達を保護したりしています。

ロータリークラブは、ビジネスや専門職などの分野で活躍するメンバーから構成されています。
逗子ロータリークラブも、逗子市を拠点に活動しており、地域社会の発展や支援を行っています。
地域奉仕活動: メンバーは逗子市内の様々なプロジェクトを企画し、地域団体と連携して、公園の整備、ビーチバレーなどの地域イベントの支援、フードドライブなどの福祉支援など、地域社会の発展と改善に貢献します。
国際奉仕活動: キルギスという国の貧困改善のために、牛を送る計画を立てています。
また、ポリオワクチン普及のための活動も行っています。
青少年奉仕活動:日本人学生と海外の学生を結びつける交換留学プログラムを実施しています。無料で1年間の海外留学を支援しています。現在は、ちょうど年一回の募集期間ですので、海外留学を考えている方は是非、地域のロータリークラブにコンタクトを取ってください。
環境保護は、国際ロータリーの重要なテーマの一つです。我々は、数年前から、海に海藻がなくなり砂漠化してくことを、新江ノ島水族館と協力しながらセミナーを開いたり、漁師さんの協力を得て実際の海を体験したりしながら、子どもたちに情報発信してきました。僕は、そのためにダイビングのライセンスを取得して、海に潜って実際の海の変化を観察してきました。その活動の中で、気づいたことがありました。それは、大人が、環境問題に対して情報を発信することは多くあると思いますが、中高生が環境問題について行政と意見交換する場は、とても少ないことです。
神奈川県ユニセフ協会の関山様から勉強会を通して、「環境問題は、子どもの権利危機」として学ばせて頂いたことは、大きな転機になりました。そして、環境省と相談すると、環境省からは、中高生の意見を是非聞きたいと、とても前向きなご支援を頂けることになり、当日の環境会議に環境省職員が来てくれることになったのです。また、発表内容に学校教育関することが多く見られたことから、神奈川県教育委員会のご協力をいただけることになりました。最終的に、環境省・関東地方事務所、神奈川ユニセフ協会、神奈川県教育委員会が後援について、それぞれが職員を派遣してくれることになりました。そして、中高生の意見発表の場と、環境省との意見交換の場を作ることが出来ました。

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